柏木教会のあゆみ

柏木教会のあゆみは、1930年に現在の教会の敷地にあった故植村環牧師の自宅で、学生の求めに応じて開かれた聖書研究会に始まります。教えを求める人は順調に増え、翌年には柏木伝道教会が建設されました。
軍国主義の暗い時代背景においても成長をつづけ、戦時下においては、会堂と牧師館を焼失しましたが、日曜日の礼拝は休むことなく守り続けられました。
戦後は、会堂も再建され柏木の地における伝道が続けられてきました。
1981年には教会建設50周年を記念して新しい会堂が建てられ、現在に至っています。
牧師紹介

富永 憲司(とみなが けんじ)
1951年福岡生まれ。1976年に洗礼を受ける。
1981年日本キリスト教会神学校卒業後、浦和教会(埼玉)、八女伝道所(福岡)、香里園教会(大阪)、沖縄伝道所(沖縄)で奉仕。その間、スコットランドに4年ほど遊学。2009年4月より柏木教会牧師。
私は、小さい頃から何かを求め続けてきました。それが何かはわからないまま、心の中に湧き起こる「内的な促し」に従って、ある時はこちらに、ある時はあちらに、とさまよい続けてきました。それは暗くて長い試練の夜でしたが、しかし夜明けは必ずやってきます。
私はやがて聖書と教会との出会いにより、人間はみな、「神を求める旅人」であることを知りました。もう少し丁寧に言うと、神がさまよい続ける私の心の奥深くに働きかけて、私をご自分との出会いの旅に導き続けてくださっていたことが、分かったのです。
「神よ、あなたは私たちをあなたご自身に向けて創造なさいました。それゆえ、私たちはあなたご自身の胸に憩うまでは、安らぎを得ません」(アウグスティヌス『告白』)
しかし、そうは言っても、こんなに多くの罪と問題を抱えた私が、どうして神のみ前に、そう簡単に、安易に進み出ることができるというのでしょうか。私の無知による、あるいは、故意による罪が神に近づくことを邪魔します。しかし、聖書の神は、罪を厳しくさばく正義の神であると同時に、罪人を憐れんでくださる大いなる愛の神でもあります。そのために、神と人間との間に立つ仲保者イエス・キリストを遣わして、私たちが心から悔い改め、神に立ち帰るならだれでも、その罪と汚れを許されて、神との晴れやかな出会いをもつことができるようにしてくださったのです。 このイエス・キリストの救いの出来事が起こるところが、教会という神と人間との出会いの場です。教会においでになりませんか。ご一緒に、聖書を学びましょう。皆様のさまよいつづける魂に安らぎが与えられ、信仰と愛と希望に満ちた新しい人生がきっと始まることでしょう。
パイプオルガン

柏木教会のパイプオルガンは1990年9月に完成しました。フランスのアルザスにあるエルプファー社の制作です。残念なことにエルプファー社はなくなってしまいましたが、現在は同じアルザスのガルニエ工房にメンテナンスをお願いしています。
Manual Grand-Orgue | Manual Recite | Pedale |
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C-g’’’ 56 keys, 7 stops | D-g’’’ 56 keys, 9 stops | C-f’ 30 keys, 4 stops |
Montre 8’ | Bourdon 8’ | Soubasse 16’ |
Flute a cheminee 8’ | Gambe 8’ | Flute 8’ |
Prestant 4’ | Voix celeste 8’ | Flute 4’ |
Flute 4’ | Flute octaviante 4’ | Fagott 16’ |
Doublette 2’ | Nsard 2’ ⅔ | |
Plein-jeu 4regs 1’ ⅓ | Doublette 2’ | |
Trompette 8’ | TIerce 1’ ⅗ | |
Quinte 1’ ⅓ | ||
Cromorne 8’ | ||
Tremblant |